2012/10/31

METRO ART vol.19の投票結果



投票結果が1番でした、と連絡があった。
投票できるってことを分かった人がいたのかな?
おそらく私の旦那さんの1枚だけで1番になったんだろうな。
そんな1番だから、本来だったら買い取ってもらえるはずが見送りになった。
残念だけど絵も額も気に入ってたからまぁいいか。

2012/10/30

ART BOX 現代美術アーティストファイルⅡ



掲載されている本が届いた。
別の絵を載せればよかったなぁとかなり後悔。椅子の絵1枚にすればよかった。
人の意見に惑わされず自分を信じればよかった。

2012/10/22

妹に赤ちゃんができた

家族の食事会のために実家に帰ったら、妹が妊娠していた。もうすぐ5ヶ月。
全然知らなかった。
妹曰く、会った時にびっくりさせようと思ったというけど、かわいいかわいい妹のそんな一大事の連絡がなかったことにショックだった。
妹と私は8つも年が離れているので、たぶん年の近い姉妹とは感覚がちょっと違うと思う。姉目線というより母目線。
結婚する時もショックだったけど、赤ちゃんはさらにショックに感じる。いや、ショックじゃなくて、ものすごく心配という感じ。
だって妹は今でも本当に小さくて、そんな体で出産なんてできるのかしら?と心配になるし、頑張りやで我慢強いから無理をしてしまうんじゃないかと思ってしまうし、相変わらず考え過ぎな自分が出て来て勝手におろおろしている。
きっと私に子供がいたり、もしくは産んでもいいと思っていたら、こんなに心配性にはならないのだろうけど、私は新しい命が体の中に生まれるという感覚がどうしても受け入れられなくて恐ろしくなってしまうという人間なので、私にとって出産というのはものすごく一大事なことに思えてしまう。もちろん育てるのだって私はできない。精神的にも体力的にも普通の人みたいにはできないから。

何事もなく無事に赤ちゃんが生まれますように。

妹のお腹。ここ1週間で急に大きくなったらしい。

2012/10/13

METRO ART vol.19 @大手町 サンケイビル




昨日搬入を完了しました。

大手町駅直結とは言え千代田線からだとちょっと距離があります(昨日は大荷物を持っていたからそう感じたのかも知れないけど)。
丸ノ内線と半蔵門線の改札はすぐでした。
サンケイビル出口は[ E1 ]です。

14日(日)〜19日(金)まではメトロスクエア秋まつりも同時開催しています。
近くを通った際はちょこっと足を伸ばして来場頂けると嬉しいです。

東京サンケイビル メトロスクエア http://www.metrosquare.jp/



地下2階の入り口から入ると、右にTULLYSのショップがあり、その次に喫煙所があり、眼の前に吹き抜けの広い空間に出ます。そこがギャラリースペースです。
吹き抜けになっている地下2階と地下1階に作品が飾ってあり、
私の作品は地下1階、エスカレーターを上がってすぐのところに飾ってあります。

ブリックギャラリー http://www.metrosquare.jp/organizer/brick-gallery.html#c01


[会期]
10月14日(日)〜10月26日(金) 9:00〜18:00(最終日は15:00まで)
入場無料

[会場]
東京サンケイビル・メトロスクエア B1・B2Fブリックギャラリー


[主催]
ジャイアントマンゴー
http://claboratorys.com/

[協力]
株式会社サンケイビル

[出展アーティスト]
オカバタ / せりこ / 納庄俊匡 / 水穂真善 /八木橋幸子

2012/10/09

[改訳]『アウステルリッツ』W・G・ゼーバルト(鈴木仁子 訳/白水社 ゼーバルト・コレクション)


続けて2度読んでしまった。

そしてまた読み返したくもなっている。
それくらいこの『アウステルリッツ』は、いい。


この本は、【私】が【アウステルリッツ】の話を聞いているという形を成しているので、読んでいるうちに《本を読んでいる》というより《話を聞いている》という気分になった。

それは小説には珍しく写真がたくさん添えられていることも関係しているかも知れない。
写真は内容に準じたもので、古い時代のそれらによって、私は【私】と一緒に【アウステルリッツ】に語ってもらっているような感覚になる。

本を開いて読む時というのが、「ねぇ、お話して」と言うようなもので、普通の本を読むというのとはまるで違った。
そして読んでいるうちに、話をしている人物はアウステルリッツではなく、何故か恋人のような気分になった。
たぶん、語る口調の穏やかさや博識な話の数々や秘密、そういうものが私だけに語ってくれているような錯覚を起こさせ、ふたりだけの世界のような気分になるのだと思う。(そんな風に感じるのは私だけなのかもしれないけど.....)
そんな風だから、読み終えてしまった時はまるで恋人と別れたかのような淋しい気持ちになり、読み終えるのが厭で繰り返し読みたくなってしまう。

博識で物知りな恋人が語ってくれている気分になるくらいだから、当然この本の中のどこをとっても面白い。どこをとっても何度読んでも【アウステルリッツ】は語るのが上手く、【アウステルリッツ】の語る話は興味深い。

ゼーバルトは過去に目を向けている。
過去、廃墟、記憶、そういうものをゼーバルトは大事にしている。
そして、私もそうである。
たとえば代表作の『椅子』は廃墟に置き残された椅子で、賑やかだった家の記憶を持ってそこに居る姿だし、『冷蔵庫』も突然いなくなった家人によってどんどんと朽ちていく様を描いたものだし、私は未来よりも過去の空気という方に気持ちがある。

『アウステルリッツ』は、どの部分をとっても過去の歴史の話となっている。
そういうところも私にはすごくしっくりときた。




それから、話のつくり(テーマと展開の順序)や話の必要性が素晴しい。
Austerlitz(アウステルリッツ)が  Auschwitz(アウシュビッツ)を連想させる通り、主題はアウシュビッツに関連している。
しかしそれだけでなく、アウステルリッツの会戦や、同じ綴りのパリのAusterlitz(オーステルリッツ)駅もアウステルリッツという人物に深く関係していたりもする。
詳しく書いてしまうとこれから読む人が楽しめないのでなるべく書かないでおこうと思うが、はじめから終わりまで関連性で満ち溢れているのである。


【私】と【アウステルリッツ】はベルギーのアントワープで出会い、そこから必然性を持って、プラハやドイツ、ロンドンやパリなどの様々な土地が出てくる。
私はプラハもドイツもロンドンもパリも行ったことがあるのでなおさらこの本に惹き込まれたというのもある。

たとえば、
ライン流域を走っていると、とアウステルリッツは語った、自分がどの時代にいるのかわからなくなってくるのです。河畔の丘高くそびえる城にしても、富者の石 ( ライヘンシュタイン Reichen Stein )、名誉の巌 ( エーレンフェルス Ehrenfels城 )、鋼鉄の稜 ( シュタールエック Stahleck城 )などと奇矯でどこか嘘臭い名前がつけられていて、列車から見るかぎりではそれらが中世に遡るものなのか、つい十九世紀に産業成金によって建てられたものなのか判然としません。(中略)いずれにせよ、ライン河流域を下りながら、私は自分が人生のどの時代にいるのかを杳としてつかめなくなっていました。(p217)
チェコ領内では青息吐息で進んでいた感のある列車はここにきてにわかに信じがたいほどの軽やかさで疾走しはじめるのです。(アウステルリッツがチェコからドイツに入る場面) 
というような文章があり、私もライン河沿いに下って旅をしていた時に同じように思ったし、チェコの印象もアウステルリッツが語るのに近い感じがした。プラハは他のヨーロッパの国々とは違った。


本当に、すごく良い本だった。



2012/10/05

METRO ART vol.19 @東京サンケイビル メトロスクエア




大手町駅直結の東京サンケイビル・メトロスクエアで開催されるイベントに出品します。

テーマは彩りの秋。私は5点出品します。
F20とM15のキャンバス作品『FASHION-1』『AUTUMN』、
F8の紙に描いて秋っぽい額をあしらった『APPETITE』『TEMPTATION』『PICNIC』。

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。


[会期]
10月14日(月)〜10月26日(金)
9:00〜18:00(最終日は15:00まで)
入場無料

[会場]
東京サンケイビル・メトロスクエア B1・B2Fブリックギャラリー
http://www.metrosquare.jp/event/

google map > 地図はこちら

[主催]
ジャイアントマンゴー
http://claboratorys.com/

[協力]
株式会社サンケイビル

[出展アーティスト]
オカバタ / せりこ / 納庄俊匡 / 水穂真善 /八木橋幸子