2014/07/30

サティとカイユボット


YouTubeでこんなのを見つけた。
エリック・サティの有名な「Trois Gnossiennes: I. Lent(グノシエンヌ No.1)」にギュスターヴ・カイユボットの絵がついた映像。

私もサティにカイユボットは合うと思う。というかぴったりだと思う。
もちろん逆もまた然り。


投稿画像に充てられたarosegrowingoldさんのコメント ↓

One of the greatest piano pieces ever written, Erik Satie's Gnossienne no. 1 is mysterious and disturbing, with a riddle for a title and an instruction to the performer to play 'du bout de la pensee'.
I've matched this tiny masterpiece with the equally compelling and unsettling paintings of the French realist and proto-surrealist, Gustave Caillebotte.
The piece is performed by Hungarian pianist, Klara Kormendi.






カイユボットも合うけど、これも素敵。
「Gnossienne No. 04: Lent(グノシエンスNo.4)」

サティはやっぱりKlára Körmendi(クララ・ケルメンディ)さんの演奏がいい。
ずっとクララさんのサティを聴いてきたから耳が慣れているだけなのかもしれないけど.....。




2014/07/25

姪のちー

今日は月1の病院のあと、日本橋三越で姪のちーに会って癒されてきました。
早いものでもう1歳と4ヶ月。
「チューして♡」と言うと、かわいいほっぺを私の頬に当ててくれます(外国の挨拶みたいに)。
「ギューして♡」と言うと抱きついてくれます。あぁなんてかわいいんでしょ(♡v♡)

妹からちーのO脚がひどいので病院へ行ったと聞きました。くる病の検査をしたそうです。検査の結果くる病ではないとわかってひとまず安心。成長と共に治ってくれるのを願うばかりです。

アレルギーの検査では卵に少し反応していると分かったと言っていました。でも食べ物が食べれるようになってからちーはパンばかり食べている印象だけど...。
今日も木村屋のクリームパンをしっかと掴んで独り占めしてました。手を差し出すとパンを持っている手を引っ込めて首を横に振る(苦笑)。取らないってば...。
普段は食が細いのに今日はずいぶん食べてました。

歩くのもめっちゃ早くなってました。追いかけるのが大変(中腰で追いかけるのはかなり疲れる)。
目を離すとすたたたた...!とものすごい勢いで駆け出すから、すごく心配です。まだ何も分かってないから、飛び出したり階段から落ちたりするんじゃないかと慌てて追いかけます。

久しぶりに会ったけどやっぱりちーはかわいい♡(←伯母バカです。苦笑)

指人形が気に入っているみたいなので買ってあげました。


 







2014/07/24

ITmedia 名作文庫 本日オープン!

http://classics.itmedia.co.jp/


ついにオープンしました。ITmedia名作文庫。

水守亀之助の『わが文壇紀行』の装丁も手がけました ↓



わが文壇紀行

大正文壇の名物編集記者、「新潮」三羽烏の一人、水守亀之助が綴る文豪30人とその仲間たちの回顧談。作家・評論家・近代文学研究者のネタ本として使われていた『わが文壇紀行』を60年ぶりに復刊。全面的に現代仮名遣いに改めるとともに、著者についてのミニ解説を付けています。取り上げられる作家は、島崎藤村、幸田露伴、徳冨蘆花、広津柳浪、田山花袋、江見水蔭、国木田独歩、岩野泡鳴、有島武郎、徳田秋声、小川未明、田村俊子、真山青果、谷崎潤一郎、近松秋江、岡本かの子、葛西善蔵、佐藤春夫、菊池寛、芥川龍之介、加能作次郎、林芙美子、宮嶋資夫、牧野信一、山本有三、島田清次郎、藤森成吉、生田春月、嘉村礒多、川端康成等、30名強。「後世の文芸史家には若干の参考資料を余興することにもなるとひそかに信じている」(著者)(近日刊行予定)




2014/07/19

ITmedia名作文庫:装丁第一弾は太宰治『パンドラの匣』


ITmedia名作文庫という電子書籍のサイトが7月24日にオープンします。
ティザーサイト→http://classics.itmedia.co.jp/preopen/

ここ2、3ヶ月ほど、この企画でバタバタとしています。
制作したり、携わってくれるアーティストさんを探したり、もちろん本を読んだり、諸々のやりとりだったり、忙しくて楽しい日々です。
様々な画家さんの素敵な装丁が沢山登場するので、ぜひぜひ楽しみにしていてください!


私にとって本の装丁は若い頃からの念願の仕事。ずーっとやりたかったこと。
だから本当に嬉しくて幸せな毎日です。

私は太宰治を担当します(他にもやっていますが、それは追々お知らせします)
明治大正昭和初期の装丁ということで、版画に挑戦しました。

第一冊目は『パンドラの匣』
こんな太宰もあるんだ、と驚いた作品。若く瑞々しい姿が印象に残る爽やかな作品。
太宰治が苦手な人や、まだ読んだことがない人には、ぜひ読んでみて欲しいです。
暗くない太宰があります(笑) タイトル通り、救いが有る作品。死よりも生の印象です。


ひとつは、健康道場の壁と窓に青空と蔦。
もうひとつは、文字通りのパンドラの箱。希望という石の欠片と箱(これはまだ名作文庫にお目見えしていないので載せられません)


 



2014/07/18

AMIAYA(アミアヤ)

つい先日、久方ぶりにTHE LOWBROWS(ロウブロウズ)のEmiちゃんに会った。

いまどうしてるの?と聞くと、AMIAYA(アミアヤ)という双子ちゃんのユニットの音楽を担当しているという。
知らなかったから帰宅してからAMIAYAを調べてみる。
イラストを描きたくなるようなかわいさ。

アイドルっぽいものからクラブミュージックっぽいものまで色々だけど、LOWBROWSっぽくていい。ギターの感じとかメロディの感じとか、よくわからないけどなんかLOWBROWSっぽい気がする。好き。特に歌詞はEmiちゃんらしさが出ていていい。

気に入って買ってよく聞いている。

2014/06/04

葛西善蔵『子をつれて』(iBooks)

悲惨な話なんだけど、主人公がダメ人間のせいでそんなにせつなく感じない。いや、そんなことないかな、やっぱり哀しいかも。
お金がなくて働かない主人公。友人からお金を借りまくり、友人を失くす。それでも働かない。借りた金で酒を飲む。奥さんに逃げられて、ふたりの子供と一緒に家を追い出されてしまう、そういう話。

田村俊子『木乃伊の口紅』・岡本かの子『鶴は病みき』(iBooks)

田村俊子さんも岡本かの子さんもはじめて読んだ。
読んでない作家さんは山ほどいる。
周知の通り、かの子さんは太郎さんのお母さん。それでなんとなく敬遠していたのだが、読んでみたら案外好きな文章だった。淡々としていていい。
この『鶴は病みき』の鶴はたぶん芥川龍之介のことのように思う。容姿の描写と人生が芥川を思わせた。


田村俊子さんの方は、林芙美子に近い印象だった。弱いのにたくましい。
男性と同じようにたくましく生き、女性なのに普通に男に殴られたりする。でも今のDVみたいな感じとは違って怯えたりしない。言いたいことを言い、殴られ、また言い合う。対等でありながら殴られるという不思議。
この時代の女性は現代の私たちには理解できないところもあるけれど、たくましくて感心する。

2014/05/28

『新版 放浪記』『風琴と魚の町』林芙美子(電子書籍ibooks)


林芙美子さんを初めて読んだ。
林芙美子さんといえば放浪記で、放浪記といえば森光子さんということくらいしか知らなかった。

読んでみて、感想は微妙。
おもしろくないわけではないんだけど、日記風な(◯月×日)という一節の内容が飛び飛びで、しかも時間の経過もまちまちで、全体の流れということでいえばわりとひどい作品。でもひとつひとつは悪くない。こういう場合どう評価したものか、と思う。

難しいことは一切書かれていないので、読みやすいという点では読みやすい。一節一節はおもしろい。でも同じことを何度も繰り返されて苛々もする。
なんていうか、ひっちゃかめっちゃかな感じ(それがウリなのかもしれないが)。

『放浪記』のあとに読んだ『風琴と魚の町』もほぼ『放浪記』と同じ。芙美子の幼い時の話。まぁこちらも微妙だけど短いのでこちらだけ読んだら好評価をするかもしれない。あとに読んでしまったから評価が下がっている気がする。


両方ともに出て来る方言の会話(九州、四国、岡山あたりの言葉)が出て来るのだが、私はよくわからなかった。

色々な作家(交流があった人や、読んでいる作家など)の名前が出て来るのはとても興味深かった。