2011/01/26

風邪

昨日ひとつ仕事が終わったので、今日明日と展示会に行くつもりでいた。
今日は銀座松屋の古書市と三菱一号館美術館のカンディンスキー展、明日は縁縁スタッフの周ちゃんの公募展@麻布十番と森美術館の小谷元彦展に行くつもりでいた。

出掛けに頭が痛かったから薬を飲んで行ったのに、電車に乗ったら気分が悪くなって松屋で嘔吐。風邪、治ったと思ったのに。。。
トイレで掃除のおばさんにひどく心配してもらった。私の顔色があまりに蒼白だったらしい。

吐いて少し良くなったしせっかく行ったのだからと古書市を見てたらやっぱり気持ち悪くなって、カンディンスキーは断念して帰って来た。

なんだか眠い。横になろう。

2011/01/25

旦那さんの誕生日


というタイトルだけど、誕生日は今日じゃなくて昨日。
先週末からふたりとも風邪で体調が悪くて誕生日どころじゃなく...。
すうどんとかお茶漬けとかアイスとかそんな食事だったりで...。

私は今日はだいぶ体調が良くなったので、お気に入りのパン屋さん(TRASPARENTE)へ自分の食事用のパンを買うついでにケーキも買おうと行ったら、パン屋は定休日でお休み。
仕方がないので potager でケーキを買うことに。

ここのケーキ、私と旦那さんはあまり好きじゃない。
私も旦那さんもスイーツはめちゃくちゃ甘いのが好きなのだ。
オーストリアのケーキが最高!というタイプ。
だからポタジエのケーキはふたりとも微妙になってしまう。
野菜のケーキなんだけど、野菜の味もさほどせずケーキとして甘くもなく、とにかくどっちつかずで微妙。

でも味はともかく体に優しそうなので今日はいいんじゃないかと。
久しぶりに食べたら味が変わってるかも知れないし。
体調悪くても食べられそうだし。(と、いいわけをアレコレ考えている...)

2011/01/21

佐々木中『九夏前夜』河出書房新社


切手本の佐々木中が小説を出した!と、もちろん私は食い付いたわけで。
Amazonで見たら、これまた素敵な装丁。これで私は買う気満々。

ところが、レビューを見たらイマイチな感じ。。。
Amazon カスタマーレビュー

そんなわけで、とりあえず保留。まだ読むものはあるしね。

2011/01/19

同窓会のアルバム



友達から同窓会のアルバムが届いた。

いやいや、あーた、すごすぎるでしょコレ。

高校生の時から手先が器用でマメだった彼女。
プランナーになるために服飾系の大学に進んだ彼女。
私は自分のウェディングドレスをデザインして彼女に仕立ててもらうんだと言っていたなぁ。
今は結婚して子供を産んでケーキ屋さんで働いている彼女。
今でもこういうアルバムをちょこっと作っちゃうんだからすごい。

知らない間にこんなに写真撮ってたんだね。ありがとう。大切にします。

2011/01/18

『大聖堂』レイモンド・カーヴァー(村上春樹訳/中央公論社)


『大聖堂』は『愛について語るときに我々の語ること』より後の短編集で、『愛について〜』に含まれている作品のリライトされたロングバージョンを読むことができる。全体的に長めの短編で、私にはこちらの方が読みやすかった。

村上春樹氏も言っているが、こちらには「救い」がちゃんと用意されている。
私は、自分の作品が救いのない打ち拉がれたものが多いくせに「救い」のある作品が好きだ。
登場人物がみんないい人で、理不尽や宿命や最悪の出来事にも負けず、希望がかすかに顔を覗かせる、そういうのが好きだ。
だってそういうことを信じていなければ今の今だって私は生きていられない。

この先に何かいいことが素晴しい出来事が起こらなくても構わない。ただの変哲もない日常でいい。それはそれでとても幸せなこと。
カーヴァーの作品はそういう普通の人たちの普通の生活に起きるちょっとしたことだったり人生を左右する瞬間だったりが描かれている。
だから、最悪の事態のど真ん中にほっぽり投げられたまま物語が終わるのはちょっと居心地が悪い。

村上春樹氏の言葉を借りれば、
「ぽんと放り出してそれでおしまい」的なシュールレアレスティックなアグレッシブネス薄れ(それを求めてカーヴァーの小説を読む読者ももちろんいらっしゃるだろうが)、登場人物に対する温かく優しい視線が強く感じられるようになってくる。それにつれて作品も深みと説得力を増している。

私はとくに『羽根』『ささやかだけれど、役にたつこと』『ぼくが電話をかけている場所』『熱』『大聖堂』が良かった。

2011/01/17

『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』ウンベルト・エーコ/ジャン=クロード・カリエール




次に読む本がないと不安になる私。デパスが減ってくると不安になるのと同じ感覚。

レイモンド・カーヴァーの『大聖堂』がもうすぐ読み終わる。だから慌てて同じカーヴァーの『頼むから静かにしてくれ』と『ファイアズ』を買い、さらにウンベルト・エーコの『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』と『薔薇の名前』を買った。これで安心。

エーコの『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』は、装丁がカッコイイ。
Amazonで買ったから写真でしか見てないんだけど、ゾクゾクするくらいカッコイイ。
紙の端がブルーなんて! やられましたって頭下げるくらいカッコイイ。
佐藤泰志作品集と同じくらい分厚いから持ち歩いて読むのは無理そうだけど、その厚さとかもカッコイイ。


* * *
今日は以前から時々襲われるつんざくような頭痛でほとんど一日を無駄にしてしまった。
今年中に一度CTを撮ろうと思う。

2011/01/15

お祝い

母の友達の看護婦さんに、お祝いにタオル類を買ってもらった。
こちらの看護婦さんは私が生まれる時に立ち会っていた産婦人科の看護婦さん。
だから私が生まれた瞬間から私を知っている人。

母と3人で銀座で待ち合わせ。ランチでお寿司を食べて三越で買い物。
この日はなんだかすごく銀座が混んでた。新しくなった三越は初めて。ちょっと伊勢丹ぽくなってた。見ると色々欲しくなって困る。

それにしても、私は幸せだなぁとつくづく思った。
籍を入れてマンションを買ってから、沢山の人にお祝いを頂いた。
それってすごく有り難く幸せなことだと思う。
私はみんなに何にもしてないのに、、、と申し訳なくも思う。

本当にみなさんいつも色々ありがとうございます。

2011/01/14

賞状技法士3級取得


昨年から通信教育で賞状技法士の資格を取ろうと練習してきた。

昨年末ようやく3級の過程が終了。

ところが、提出した課題の賞状に誤字脱字があり(最終検定って時にしでかしちゃう私、、、)『再提出』と返送されていた。
おいおい、再提出って!

もう一度書き直さなくちゃと思っていたのだけど、年末年始も入りなかなか取り掛かれないでいた。
昨日の午後からようやく落ち着いたので再提出の賞状を書いていたら、ポストに日本賞状技法士協会からの郵便物。
何だろうと思いつつ開封してみたら3級の認定証。
、、、てことは、この再提出は? 今やってたんですけど? うーん。。。

よくわからないけど、とりあえずせっかくやり直したのだから送ろう。
一緒に2級の講座申し込みも送ろう。
今年は2級を取るぞ。

2011/01/12

『ヨーロッパ 二つの窓』堀田善衛・加藤周一(朝日新聞社)


堀田氏と加藤氏の対談という形。

トレドもヴェネツィアも行ったことがないけれど、新しいヨーロッパの見方を提示されてすごく面白かった。

もっと話を深く掘り下げて(というかもっと長く)話して欲しいなぁと思うくらいどの話も興味深かった。

最後のナポレオンの話は、先に読んだ佐々木中の切手本にどこか通ずるところがあった。

2011/01/10

甲子温泉@福島県

一泊2日で両親と温泉へ行って来た。福島県の甲子(かし)温泉。無知な私は読み方すら知らなかった。
場所は奥州白河。白河と聞いて浮かぶのは白河の関くらいのもので、予備知識もほとんどない状態。
というわけでとりあえず白河の関へ。

白河関跡で説明書きを読んでみると、古くから『白河の関』というものがあったということは分かっていたが場所の特定には至っていなかったのを、白河藩主松平定信が調査を命じて1800年にこの場所と断定したらしい。
この場所からは土器や書簡なども出土しているのだそうで。

この近くでは夏には蛍が見られたり、4月にはカタクリの花が咲いたりもするそう。

芭蕉も通ってるということで、隣の自然公園には芭蕉と曽良の小さな像もあったり。


まぁ、とにかく、白河といえば 松平定信なのだと、そしてそれは今も残っているのだと、勉強しました。


近くには南湖という湖があってこれまた松平定信。こちらは茶人楽翁としての松平定信。

白河小峰城ももちろん松平。初代白河藩主丹羽から、七家二十一代が居城。会津が近いのに白河に丹羽、本多、阿部、松平という有力どころを措くって、徳川幕府のどんな意図なのか無学の私は分からないのだけど、きっと何かあるんだろうなぁ。伊達牽制ってことだけじゃないだろうし。

さらには白河は蕎麦が有名らしく、これもまた松平定信が推奨したこと。このおかげで白河藩は天明の大飢饉で唯一餓死者を出さなかったのかしら?


関跡にあった老大木。すごいことになってます


白河小峰城の三重櫓


甲子温泉近くの景勝地、雪割橋



帰りに笠間日動美術館へ行って来た。銀座の日動画廊の系列。
ちょうど好きな画家である鴨居玲の企画展が開催されていた。
鴨居さんの絵はやっぱりかっこいい。本人もかっこいいし。うん、ホントにいい。あの色とか暗さとか人間の表情とか、ぐっとくる。

常設の方もよかった。フランス館は有名な画家ばかりだったし、日本館の方は有名どころから現代的なものまで幅広くておもしろかった。


2011/01/07

初のお泊まりのお客さん


友達のYちゃんが打ち合わせを兼ねて我が家にやって来た。
初めてのお客さん。しかもお泊まり。わくわく。

お土産に買って来てくれたケーキを食べながら打ち合わせ。

お祝いに、とBaccaratのアロマキャンドルを頂いた。
Baccaratにそういうものが売ってるなんて知らなかった(何しろ全く縁がないもので、、)。使うのがもったいない。

2011/01/04

『切りとれ、あの祈る手を ー<本>と<革命>をめぐる五つの夜話ー』佐々木中(河出書房新社)



話題になっていたのと装丁が素敵だったので読んでみたくなった本。
(写真上はカバー有り。下は外したもの。どっちも素敵)
昨年末に読み始めて、読み始めから大絶賛したくなる本だった。
2010年イチ押しの本。大勢の人に読んで欲しいと思うとても興味深い本。

ハーバード大学の政治哲学者マイケル・サンデル教授の『ハーバード白熱教室』みたいだと思った。
大学の講義みたいな書き方だし、内容もちょっと似ているところもあるし。

で、どんなところがどんな風に良かったの?と言われると困ってしまう。
文学、宗教、法律、藝術、沢山の内容のどれもが分かりやすく興味深く書かれている。
ひと言で言えないし、何か言おうとしたらこの本まるごと引用してしまうことになってしまう。

哲学なのか何なのかジャンルは私にはよくわからない。
読書論とか文学論とかそんなカテゴリで呼ばれているみたいだけど、私の感想はちょっと違う。
興味深い内容ということだけでなく、プラス絵とか写真とか音楽とかそういうもので素晴しいものに出会った時って理由は後回しでただ感動したり感激したりする、何か心のような見えない部分に直接触れ、届く、そういう感じに近いものも感じた。

それにしても、著者が私の1才上というのにはびっくり。
自分がそういう年齢になってしまっているのかと複雑な気持ちになった。

私は天才じゃないし人より優れた何かがあるわけでもない。
でも自分に真摯に真正面から真正直に向かっていこうと強く思う。
私には私の道しかなく、私の人生は私のものでしかないのだから。

2011/01/01

あけましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願い致します。
今年はもっと藝術に向き合い身を置けるように頑張ります。

皆様にとって素晴しい一年となりますように!