ITmedia名作文庫で田山花袋の装丁画を担当してもらっている今村文さんの個展のご案内です。
今村さんはITmedia名作文庫の装丁画に参加して欲しくてお願いした作家さんです。
田山花袋の『生』では、蜜蝋を使った作品を描いてくれました。
お近くの方、もしくはちょうど金沢に行かれる予定のある方は是非素敵な今村さんの作品を生で見てください。
今村 文 Official website → http://imamurafumi.weebly.com/
今村 文 Official website → http://imamurafumi.weebly.com/
今村 文 個展
『見えない庭 the Invusible Garden』
2015年4月3日(金)〜 27日(月)10時〜17時
山鬼文庫
石川県金沢市桜町5−27
tel: 076-254-6596
金・土・日・月のみ開館(火・水・木 休)
4月3日(金)19時オープニング
オープニングトーク 19時半
在廊日 3日(金)、4日(土)、5日(日)、27日(月)
山鬼文庫は浅野川沿いに建つ町家を利用した私設図書館です。
アクセス
北陸鉄道バス
金沢駅、武蔵が辻、香林坊、兼六園下経由
90、91、92、93、94、95番
暁町下車徒歩5分
タクシー
金沢駅より10分、兼六園下より6分、東山より7分
徒歩
兼六園下より20分
生
1904年の評論「露骨なる描写」と1907年の短編小説「蒲団」で自然主義文学をリードした田山花袋が、「平面描写論」のさらなる実践として、1908年、読売新聞に連載した自伝三部作の第一部に当たります(第二部は日本新聞に連載「妻」、第三部は毎日電報に連載した「縁」)。友人でライバルの島崎藤村が同時期に朝日新聞に「春」を連載していたこともあり、世間の注目を集めました。「生」では、明治時代前半までの田山家(作中では吉田家)の歩みと、癌を病む母の介護と死をきっかけにして、家族が再生していく様子が描かれており、老いた親との同居と介護という今日性のあるテーマが特徴的です。ITmedia 名作文庫では、『生』(易風社、1910年3月15日発行第3版)を底本に、2010年の常用漢字改定に照らし合わせ、現代仮名遣いへ改めました。底本は総ルビのため、当て字を除き常用漢字のルビは削除しています。