2010/12/18

うっかりと唐突に

突然というよりもうっかりと唐突に、漠然とした『無』に滑り落ちることがよくある。
それは、幸せだったり楽しかったりしたことの代償のように思える。
だから私は幸せだったり楽しかったりすることが怖い。
何か特別な、頭で考えるよりも心が感じるような出来事に遭遇するのが怖い。

何もない、何とも遭遇しない、つまらない日々の中にいることを望んでしまう。
私には、失う(または手に入らない)淋しさより、単調でつまらない淋しさの方が何倍も何百倍も耐えられる淋しさだ。

誰かを想うこと、社会や世間を気にかけること、見知らぬ視線、そういうものを軽減しないと
私は生きていけない。