実家で暮らしていた愛猫のコテツが12/12未明に死んだ。
もとよりあまり丈夫でなかったこともあって、ここ何年かは具合の悪いことの方が多かった。だから今回も案外と快方に向かうのではないかと期待していた。幾日かすればまたごはんを食べるようになるんじゃないかと甘い考えでいた。
ところが今回はついに水さえ飲めなくなってしまった。最後の最後にはトイレにも行けなかった。
私が最後にコテツに会ったのは12/8。
抱っこしたら発泡スチロールを抱いているみたいで驚愕した。
それは子猫の軽さとはまるで違って、死に向かっている軽さだった。軽さに音があるならば、カラカラという感じだった。
棒のような手足はすぐに折れそうで、コテツを胸に抱えながら涙が出そうになった。
母からコテツが亡くなったというメールをもらって、それからしばらくぼんやりした。
混乱していつもの世界がうまく廻らなくなって、私はぎこちなくなった。
コテツを思うとすぐに涙が出て、いくらでも泣けてしまう。
私は離れて暮らしていたけれど、それでも悲しい。大好きだったから悲しい。
こんなに悲しくて涙が出るとは思っていなかった。
明日、14日はお葬式。実家へ帰る。最後のお別れを言いに行く。