2012/07/17

祐天寺み魂まつり

お寺で開催される盆踊り。
屋台が沢山出て、大勢の人で賑わいます。
人いきれに浴衣、和太鼓に盆踊りのメロディ、日本の夏の情緒を感じます。
今日明日も開催。21時まで。

2012/07/16

今日で季節展が終了。



本日18時でギャラリーカフェバー縁縁での季節展が終了します。
来て下さった方々に感謝とお礼を申し上げます。










2012/07/12

A new artwork



紙に描いた絵と写真を融合させてみました。

2012/07/09

『幻化』梅崎春生(晶文社)



装幀は駒井哲郎さん。駒井さんの作品は素敵なものが多いが、この作品もすごく素敵。好き。
私の中で駒井さんのこの作品と内容はイマイチ合致しないが、『幻化』という言葉とは合致する。
『桜島』も『幻化』も私のイメージではこういう色じゃない。第一に私はこんなに強い黒をイメージしなかった。黒だけでなく、何の色もイメージしなかった。風景の描写はあっても夏の描写があり空があり海があっても、青すらイメージできなかった。
あえて絵に喩えるならば、クロッキー用紙に描いたいくつものデッサン、そんなイメージ。
梅崎さんの作品は、風景の描写さえ感情の方に傾いてしまっているように感じた。
色をイメージするより感情という心の方に強い印象が残った。


島村さんを読んだあとに梅崎さんを読むと、梅崎さんの方がイロニーがあって尖った印象を受ける。さっぱりとしている感もある。島村さんは女々しく、梅崎さんは男っぽい。
そんなわけで、感情を描いていてもあまり胸焼けはしない。モヤモヤっと変なものが残ったりしない。その辺は『ボロ家の春秋』の " 市井もの " と呼ばれる作品と相通ずると思う。
解説では市井ものより初期の『桜島』と後期の『幻化』を高く評価していたけど、私はどっちも梅崎春生さん独自の文章だし、どっちも好きだ。
『桜島』と『幻化』とでは『桜島』の方が良かった。
蝉を握り潰すところとか、耳のない商売女とか、戦争によって心が壊れてしまった上官とか、無駄なものが何一つない素晴しい小説だと思う。



2012/07/07

『青い沼』島村利正(新潮社)


「青い沼」「乳首山の見える場所」「北山十八間戸」「城址のある町」「絵島流罪考」が収められている。


「絵島流罪考」はちょっと毛色が違うが、どれも男と女の話である。
しかも爽やかで単純な恋愛ではなく、生ぐさい感じのする質のもの。
生臭いというのはぬるぬるしたと言ってもいい。
咽の奥につっかえるような、やるせないような、すっきりしない感じが、私には現実味に感じられた。
とくに「青い沼」がやっぱりいちばん良かった。


島村さんは女を描くのが巧い。どうしてそんなに女の気持ちが分かるのだろう。
この『青い沼』に収められている短篇は女の嫌らしいところが描かれていておもしろいと思う。
女の狡さや弱さや強かさ。現代の作品にはあまり見られない類の女たち。現代の作品の女たちは嘘っぽく感じられる。私は島村さんの描く女たちの方に共感する。

2012/07/06

佐藤周作・動物墨絵のある風景展



縁縁へ行った帰りに縁縁のすぐそばにある麻布十番ギャラリーでやっている周ちゃんの展示会へ。
周ちゃんは縁縁で忙しく働いている。でも精力的に創作活動もこなす。再来年はNYで個展をやることになっているんだって。すごい!

佐藤周作・動物墨絵のある風景展 

2012年7月4日(水)-7月9日(月) 11:00~19:00(最終日は17:00まで)


麻布十番ギャラリー

縁縁で豆乳ラテ。見えにくいけど顔が描かれている。
ちょっとリアル風でイイね(笑)かわいい。

2012/07/05

Maori 夏の前の "小さな展示会"



友人のMaoriちゃんの展示会のお知らせです。
土曜日は私もお手伝いに行きます。どんな素敵な商品たちに会えるのか今から楽しみ♪
とってもとっても素敵な作品ばかりなので、まだ見たことがない人は是非ぜひおいで下さい。
このDMの写真も素敵。爽やか。
写真に映っているこのピアス、すごく大振りなんです。それがかわいい。夏にぴったり。


Maori http://maori-tone.com/


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【 Maori ×  ta Gallery 】 

Date: 2012. 7. 7(土) 8 (日)  
 
Time: 12:00 - 20:00 ( 8日は19:00まで )

場所: ta Gallery
         
         〒107-0052
         東京都港区赤坂9-6-38
 
         Tel. 03-3479-5779
       
         営団地下鉄 千代田線 乃木坂駅 【出口2】 を出て左へ30秒
!


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2012/07/04

今日から季節展が始まりました


この写真は縁縁へ出かける時に撮った
家の近所の洋服屋さん


今日からギャラリーカフェバー縁縁での季節展
『Summer Exhibition 2012』が始まりました。
それにしても今日はいいお天気です。
夏っぽい絵とスペイン旅行の夏っぽい写真の展示にはぴったりです。脱、雨女です。


ちなみに、私はお店に常時いません。
なので、行くから来て!という声にはいつでもお応えします。遠慮なく連絡ください。
7/7は友人Maoriの展示会(あとでこちらの情報も載せておきます)へ行っているため行けませんが、7日以外は昼でも夜でもいつでも大丈夫です!


ちょこっとだけ展示の風景をお見せします。
店内には絵画とイラスト、お手洗いには写真を飾っています。
ポストカード(¥150)やフレーム付き作品もたくさん置いています。


ギャラリーカフェバー縁縁 http://enyen.jp/







2012/07/03

ビアズリ

先日、舞台『サロメ』のことを書いたのでその追記として。
『サロメ』といえば、挿絵を描いたビアズリ( Aubrey Vincent Beardsley )。
白と黒で描かれたビアズリの絵はサロメの雰囲気にとても合っている。邪悪さが漲っている。エロチシズムの割合もいい。サロメの挿絵集があったら欲しいなと思う。
池田満寿夫さんの『思考する魚1』の中にビアズリについての文章があって、すごく心に残ったので引用。
最近の版画やりたい願望にこれも一役買っていると思う。
ビアズリの白と黒は他の色彩を決して暗示さえし得ない白と黒である。それはわれわれの知っているドローイングの概念を完全にくつがえしたものである。すなわち黒と白はドローイングの概念では色彩ではなかった。ということはあらゆる色彩を暗示する可能性があるということである。ビアズリは他のいかなる色彩も感じさせ得ないということで、白そのもの、黒そのものの色彩の意味を明示した画家であった。

2012/07/02

銅版画がやってみたい



駒井哲郎展で買った図録
この見た目に一目惚れ。素敵。

スペイン旅行にも持って行ったから破けたり角がボロボロになってしまった

最近池田満寿夫さんの本を読んだり、駒井哲郎さんの作品を観たせいもあって銅版画(エッチング)やリトグラフがやりたくなっている。もともと版画をやりたい気持ちはあったから、その気持ちが強くなっていると言った方がいいかもしれない。

あの線はやっぱりあれでしか生まれないと思う。硬くてクールだけど温もりも感じる線。いいよなぁ。好きだなぁ。それから線の始まりと終わりが丸くならないところが魅力的。
そういうので昔ロンドンで描いてた小物たちみたいな絵を書いたらかわいい。(こんなやつ →  http://sachiko-yagihashi.com/favorite.html )

それで、その気持ちを旦那さんに話したらプレス機の小さいのがあれば買ってもいいと言われた。技術進歩で簡易的になっているんじゃないかとも。それで朝からネットで版画教室や道具などを調べてみたが、色々あって頭が痛くなったので調べるのをやめた(いつもこうやって版画に手を出せなくなる)。
とりあえずは木版をやってみようと思う。エッチングやリトグラフやシルクスクリーンに手を出すのはその後でにしよう。