2013/05/18

フランシス・ベーコン展 国立近代美術館




人物習作Ⅱ 1945-1946年

Figure Study Ⅱ   カンヴァスに油彩 145×128.5cm
Huddersfield, Huddersfield Art Gallery,
Kirklees Metropolitan Council Permanent Collection


竹橋の国立近代美術館で開催されているフランシス・ベーコン展へ行ってきた。
没後アジア初の回顧展とうたっていたのでかなり期待してしまったのだが、作品数はさほど多くなかった。映像作品とかアトリエの写真とかベーコンのインタヴューとか作品以外のものが目立った。

土方巽の舞踏映像やペーター・ヴェルツのビデオインスタレーションなどの映像作品によってよりベーコンを理解して欲しいという展覧会企画サイドの意図らしいが、ベーコン展ならもっとベーコンのいい作品を見たかった。

確かに土方巽の舞踏は見れて良かったしすごく興味深かったしすごくベーコンを表現していると思うけど、ベーコンの作品を見に来たのに別のものを見させられて作品よりインパクトが残ってしまって、なんだか私はわけがわからなくなった。


今回の展覧会で私がいちばん良いと思ったのは人物習作Ⅱ(人物習作Ⅰも一緒に見たかったけど)。
やっぱりベーコンはオレンジがいいと思う。
私はベーコンのオレンジが好きだし、初期の作品が好きだし、1944年のベーコンの出発点となった代表作のトリプティック『磔刑の下の人物の三習作 Three Studies for Figures at the Base of a Crucifixion』がやっぱりいちばん好き。
その作品は15年くらい前にロンドンのテートギャラリーで見て、点々としたひとり旅なのにポスターまで買って筒を背負って帰国した思い出のある作品でもある。

今回私の大好きな『磔刑の下の人物の三習作』と『トリプティック1944年の第2版  1988年』がロンドンのテートギャラリーから来るのかなと期待していたんだけど来なかった。NYのMOMAの『絵画1946年』も見たかったけど来てなかった。

まぁそれでも、キレイなミルキーパープルの背景の『トリプティック 人体習作 1970年』をはじめ、いくつかの見てみたかったトリプティックが見れて良かったと思う。