2010/10/30

尾崎一雄、シェイクスピア



『昔日の客』の中に、尾崎一雄氏の名前が頻繁に出てくる。
そういえば実家で並んでいるのを見かけたなと思い、今回実家に帰ったので聞いてみた。
すると
「俺じゃないよ」と父。
「私も見た」と妹。
「俺じゃない」とさらに父。
「でも、見た」と妹と私。
結局、祖父のところだったので今回は尾崎一雄はやめにした。
代わりにシェークスピアを借りて来た。
父の本だからかなり色も変色している。開くと古本ならではの匂いがする。
新潮社のシェイクスピア全集、福田恆存訳、昭和35年発行で定価の「価」の字は「價」になっているくらい古い。
借りて来たはいいけど、追々になってしまいそうな気がする。